
04年5月20日(木)
「中国での手続きだから、中国人じゃないと無理だよ」
「ここは、上海だから、上海人が申請しないと」
この言葉、そのまま鵜呑みにしていました。前の学校も、手続き関係は、すべて中国人まかせ。中国は、コネか金がないと何もできないと本気で思っていたんです。
香港で会社を作った方の、会社設立前のお話。雇われるための『労働ビザ』ではなく、会社設立なので、『投資ビザ』が欲しい。これは、簡単なことではなく、投資額がある程度に達していいと、普通は許可が下りません。
個人で作った会社ですから、投資額がそんなにたくさんあるわけがない。申請をコンサルティング会社に頼まず、自分でやっているくらいですから。
当然、役所でも笑われて、帰される。普通、あきらめますよね。でも、その方は、あきらめなかった。
思っていたんですって。
「じゃあ、俺が初めての奴になってやる」
その日から毎日、お役所通い。投資額に匹敵するだけのデータをまとめ、たどたどしい英語で説明を繰り返す。
わからないことがあったら、徹底的に聞く。資料不十分と言われれば、「どこの何が足りないんだ?」と、納得いくまで食い下がる。
そんなことを続け、なんと、最終的には、ビザを取得。役所の人にも、「お前、すげーな」と言われたらしいです。この話を聞いたときの私の感想。
「確かにスゴイ。けど、中国と香港では、ちがうから‥‥」(つづきます)